2022年9月1日に公開された映画『劇場版ツルネ はじまりの一射』。
映画『劇場版ツルネ はじまりの一射』は、高校弓道部に所属する少年たちの青春ストーリー。
この記事では、『劇場版ツルネ はじまりの一射』映画のあらすじ(ネタばれナシ)・感想・キャスト・スタッフなどの作品情報をご紹介します。
『劇場版ツルネ はじまりの一射』映画の作品情報
映画『劇場版ツルネ はじまりの一射』は、テレビアニメで放送された綾野ことこさん原作の小説「ツルネ 風舞高校弓道部」の映画で、弓道を通して友情を育む男子高校生の青春の物語です。
2018年~2019年にかけNHKで放送されました。
制作は、「Free」を手掛けた京都アニメーションの山村卓也さんが監督を手掛けています。
映画『劇場版ツルネ はじまりの一射』に出てくる弓道用語
映画『劇場版ツルネ はじまりの一射』に出てくる弓道用語について解説します。
・弦音(ツルネ)とは
矢を放った時に、弓に張りわたされた糸(弦)から出る音のことです。
・早気(はやけ)とは
弓道を続けていく中で出てくる癖の一種で、弓を引ききる前に放してしまうことです。主に、当てたい気持ちが先行しすぎて早く放してしまうケースが多くあり、個人差はあるものの一般的には治すのが難しいと言われています。
『劇場版ツルネ はじまりの一射』映画のあらすじ(ネタバレなし)
主人公の鳴宮湊は、中学の最後の大会で、弓道のスランプに陥ってしまい、弓道の道から離れていたが、偶然、凄腕の射手の滝川雅貴と運命的な出会いから、湊は再び弓道の道に戻ることを決意し雅貴の指導の下、弓道の練習に励むのでした。(前置き)
風舞高校弓道部の男子部員たち県大会を目指し練習に励んでいましたが、雅貴は湊を指導する中で、自身の亡き師匠に対する“復讐心”を口にします。
自身の師匠に対する復讐心を抱きながらも湊の指導にあたり、2人は共に歩み始めていくのでした。
一方で湊の親友静弥は、そんな彼らを見て、自分はもう必要のない存在だと不安に思うようになり、それが射形にもにも表れてくるようになるのでした…
『劇場版ツルネ はじまりの一射』映画のみどころ・感想
スランプに陥ていた主人公が、如何にしてそれを克服するかという技術的な面のみならず、友情関係や師弟関係において相手とどのように接し自分の役割をどのように理解するかという人間的な面においても、主人公の成長ぶりがみどころです。
また、何と言っても弓をを引くときの描写が美しく、矢を放つときの「シュンッ!」と風を切っていく音、離れた反動で弦がうねる描写や「ポスッ」と的にあたる時の音が爽快で登場人物と一体になって弓を引いている感覚が味わえます。
映像や背景の素晴らしさは、やっぱり京アニだなぁと、思わせてくれる作品でした。
『劇場版ツルネ はじまりの一射』は、TVアニメを見てない人でもわかりやすい構成になっているので、まだアニメを見ていない方や弓道を知らない方でも楽しめる作品です。
『劇場版ツルネ はじまりの一射』映画の登場人物・キャスト
『劇場版ツルネ ―はじまりの一射―』映画の登場人物・キャストをご紹介します。
鳴宮湊:上村祐翔
滝川雅貴:浅沼晋太郎
竹早静弥:市川蒼
山之内遼平:鈴木崚汰
如月七緒:矢野奨吾
小野木海斗:石川界人
藤原愁:小野賢章
『劇場版ツルネ はじまりの一射』映画のスタッフ
『劇場版ツルネ ―はじまりの一射―』映画の作成スタッフをご紹介します。
監督:山村卓也
原作:綾野ことこ
構成:山村卓也
脚本:山村卓也
脚本監修:横手美智子
キャラクターデザイン:門脇未来
総作画監督:丸木宣明
美術監督:落合翔子
3D美術:篠原睦雄
色彩設計:秦あずみ
小物設定:唐田洋
撮影監督:船本孝平
3D監督:山本倫
音響監督:鶴岡陽太
音楽:横山克
主題歌:ラックライフ
アニメーション制作:京都アニメーション