1995年7月15日に公開された映画『耳をすませば』。
この記事では、『耳をすませば』映画のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
『耳をすませば』映画の予告編
月島雫は、読書が好きな中学3年生の女の子です。ある日雫は、図書館で借りた本のカードに、天沢聖司という名前が複数あることに気付きます。
そして、天沢聖司に憧れを抱いた雫は、彼の正体を突き止めようとします。けれど、少ない手がかりでは、正体を知ることができません。
しかし、偶然辿り着いた地球屋という道具屋で、雫は天沢聖司に接近することになるのでした。
『耳をすませば』映画のあらすじ(ネタバレなし)
中学3年生の月島雫は、頻繁に図書館で本を借りるほど、読書が好きな女の子でした。
ある日雫は、自分が借りた本の読書カードに、天沢聖司という共通の名前があることに気付きます。
雫は天沢聖司の正体を突き止めるために、色々と調べますが、正体はわからず仕舞いで終わってしまいます。
そのようなことがあった後、雫は電車の中で見つけた猫を追いかけて、地球屋という道具店に辿り着きます。
地球屋には、古い人形や時計など、レトロな道具が並んでいました。雫はその道具に心を惹かれて、何度か地球屋に足を運ぶようになります。
そのことが、天沢聖司の正体を知るきっかけとなっていきます。
『耳をすませば』映画の解説
「耳をすませば」は、1995年に公開された、日本のアニメ映画です。
柊あおいさんの同名漫画を原作に、スタジオジブリがアニメ化しています。
アニメ化するに当たって、主人公雫の年齢など、細かい部分が変更になっています。
作中で使用されるカントリー・ロードという楽曲は、作品の代名詞として扱われることが多いです。
ただ、原作にはないアニメオリジナルの要素です。ただ、基本的なストーリーは、原作通りになっています。
そして、第13回のゴールデングロス賞で、最優秀金賞と、マネーメイキング監督賞を受賞しました。その他にも、児童福祉文化賞など、数多くの賞を受賞しています。
『耳をすませば』映画のみどころ
この作品は、主人公月島雫と、天沢聖司のラブストーリーが魅力です。
雫が顔も知らない聖司と、図書カードを通じて親しくなっていくという、甘酸っぱい恋愛模様を見ることができます。
子供の頃に素敵な恋愛をした人は、雫や聖司に感情移入できるでしょう。また、中学生の恋愛に憧れを抱いていた人も、雫と聖司の恋愛を楽しめるはずです。
中学生という、将来に希望と不安を抱いている年代にスポットが当てられているのも特徴です。
複雑な思春期が、スタジオジブリの細かい描写によって表現されています。
さらに、少しノスタルジックな雰囲気を感じられる、1990年代が舞台というのも見どころです。
『耳をすませば』映画の感想
「耳をすませば」は、スタジオジブリの中でも、人気が高い作品です。
数ある映画の中で、この作品が一番好きという人も大勢います。なので、スタジオジブリ映画が好きだという人は、視聴した方が良いです。
また、きれいにまとまっている恋愛映画でもあるので、ラブストーリーが好きな人にもおすすめします。
『耳をすませば』映画の登場人物・キャスト
月島雫:本名陽子
天沢聖司:高橋一生
月島靖也:立花隆
月島朝子:室井滋
月島汐:山下容莉枝
フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵:露口茂
西司朗:小林桂樹
原田夕子:佳山麻衣子
『耳をすませば』映画のスタッフ
監督:近藤喜文
脚本:宮崎駿
原作:柊あおい
製作:鈴木敏夫、宮崎駿
製作総指揮:徳間康快
音楽:野見祐二