1992年4月25日に公開された映画『アダムスファミリー』。
この記事では、『アダムスファミリー』の映画情報・あらすじ(ネタばれナシ)・感想などをご紹介します。
『アダムスファミリー』映画の予告編
周りの人から見ると一見変わった生活を送っている、不気味な屋敷に住んでいるある一家の物語です。
アダムスファミリーは、夫婦と子供たち、執事などで一緒に生活をしていましたが、そこに長い間行方不明になっている当主の兄だという者が現れます。
兄を名乗るものは、一家を乗っ取るためにやってきたのですが、アダムスファミリーとの生活の中で、心を許し合い、一緒に生活をするようになります。
『アダムスファミリー』映画のあらすじ(ネタバレなし)
一見、風変わりで不気味で大きな屋敷があり、そこに住むアダムス一家のお話です。
魔女の血を引く夫人や、手しかないハンドの存在など、周りから見れば怖くて不気味な雰囲気の漂っている家族ですが、巨額の資産を持つこの一家は、何の不自由もなく幸せに暮らしていました。
ですが、25年も前に行方不明になっているアダムス一家の長男の行方が分からないことだけが気がかりでした。
そんな時、行方不明の長男にそっくりの人物が現れ、一緒に生活をし始めます。
長男になりきり、一家の資産を奪い取ろうと計画を立てるのですが、一家との生活でお互いに心を開き、新たな事実が分かることになります。
『アダムスファミリー』映画の解説
アニメやドラマで人気があったこの作品が、初めて映画化されたものになります。
1991年11月22日にアメリカで公開され、日本での公開は1992年4月25日です。
上映時間は100分となっていて、「アダムス・ファミリー2」が次作に製作されています。
この作品の監督は、この作品がデビュー作となっています。
最新のCG技術が使われ、リアルな世界観を表しています。
全体的にゴシック様式で描かれていて、現実部分とフィクション部分の間のような画面の作りが特徴的になっています。
アカデミー賞で衣装デザイン賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞では主演女優賞にノミネートされています。
『アダムスファミリー』映画のみどころ
暗く、不気味な雰囲気はホラー映画で怖いものだと感じますが、そこに出てくる登場人物たちが、憎めないかわいらしい性格をしているところが見どころになります。
見た目は怖いのに、性格は真面目だったりまっすぐに生きている一家の様子は見ていくうちにどんどんと引き込まれます。
最新のCGによって、手だけで動いている生き物がいたり、物語の中で出てくる一家の住む家が、舞踏会場や墓地などの普段見慣れない場所があったりと、その特殊な家の様子が見どころです。
状況としては特殊なのに、そこで生活している人たちが当たり前のように生活している姿が、見ている側を楽しくしてくれます。
『アダムスファミリー』映画の感想
最初の雰囲気では、怖そうな映画だと思っていましたが、見ていくうちに全く怖くないものだと分かります。
逆に、登場人物がそれぞれ個性的で、魅力的に感じられて、それぞれが可愛らしくも感じられます。
また、仲良く過ごす家族が羨ましくも感じてしまう、面白い作品です。
『アダムスファミリー』映画の登場人物・キャスト
モーティシア・アダムス:アンジェリカ・ヒューストン
ゴメズ・アダムス:ラウル・ジュリア
ウェンズデー・アダムス:クリスティーナ・リッチ
パグズリー・アダムス:ジミー・ワークマン
グラニー・アダムス:ジュディス・マリナ
フェスター・アダムス/ゴードン・クレイブン:クリストファー・ロイド
『アダムスファミリー』映画のスタッフ
監督:バリー・ソネンフェルド
脚本:キャロライン・トンプソン、ラリー・ウィルソン
原作:キャラクター創造、チャールズ・アダムス
製作:スコット・ルーディン